受験勉強レポート

受験勉強レポート M.T(私立栄光学園高校2007年卒)早稲田大学教育学部社会学科社会科専攻他合格

この度、早稲田大学教育学部に進学することになりました水谷貴哉です。今年の巖丈志摩は、第一志望のみに合格するという「過激」な結果を叩き出した人が多かったのですが、僕もその一人です。では、どのようにしてそういった「過激」な結果を出すに至ったのか、書かせていただきます。

僕は、中学・高校と中高一貫の進学校に通っていたのですが、中学受験で頑張った反動でしょうか、6年間遊びまくりました。「勉強?、何それ?」って感じです。なので、成績は当然、下の下で、高校生活の後半は単位を取るのにヒイヒイ言ってました。そんな状況ですから、受験対策なんて、ちゃんとできるはずもなく、見事に全滅しました。進学校でも最下層になるとこんなもんなんですね・・・。

1浪目は、河合塾の横浜校に通って1年間勉強したのですが、思うように学力は伸びず、取れた合格はセンター利用の明治学院大のみ。一般試験は、またも全滅でした。今思うに、その敗因は「競い合える仲間が全くいなかった」ことにあると思います。高校時代の同級生たちも同じ河合塾に通ってはいたのですが、その大半は国公立クラスで、私大クラスにいた僕は、彼らとはほとんど会うことはなく、毎日の殆どを独りで過ごしました。そういった環境で自分を徹底的にいじめ抜くほうがいいというストイックな人もいるかもしれませんが、僕はそうではなかったのです。モチベーションは下がりまくり、危機を感じることも全くできず、暗い気分で1年を過ごし、(「やり過ごした」と言った方がいいかもしれません)さっき書いたような悔しさと喪失感だけが残る結果を導いたのです。当然、納得いくわけもなく、2浪を決意し、知人の紹介で巖丈志摩の門を叩くことになったのです。

巖丈志摩には、一浪時代の僕の生活に欠けていたものが全てありました。同じ浪人生の生活とは思えないくらい、劇的に変わりました。日々、切磋琢磨できる仲間がいて、いつでも何でも相談できる、青春の力強さの塊のような、若い先生がいるというのは、受験生にとって、この上ない環境でした。周囲が壁だらけであるかのように思え、戦うことすら出来ずに、ただ時間切れを心の奥底で密かに待ち続けるだけの毎日だった一浪目とは違い、二浪目の1年間においては、壁も障害もありませんでした。開かれた道を、示された方向に向かって走るだけでした。そうして、1年間を走りぬいた結果、早稲田大学というゴール(であると同時に新しいスタートライン)にたどり着くことができました。僕を大きく成長させてくれた、本当に貴重な1年間でした。 ここまで読んでくれた皆さんに1つだけ覚えておいて欲しいことがあります。それは、自分を応援してくれる人達のありがたさです。これから1年間、いろんな人達が皆さんの力になってくれると思います。その想いに報いる手段は一つです。頑張って勉強して、自分が納得いくまでやり抜くこと。これ以外ないのです。逆にいえば、それさえ出来れば、どんな勉強法をしようが絶対に合格できると思います。

長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。今年一年間、皆さんが自分と向き合い、本当に納得いく1年間を過ごせることを祈ります。