受験勉強レポート

N.Y君
2006年東大文U現役合格 進学
聖光学院

<はじめに>
   どうもこんにちは。N.Yです。これから僕の受験生活をお話しようと思います。稚拙な文章だと思いますがどうかお付き合いください。

<巖丈志摩との出会い>
   僕が初めて巖丈志摩に行ったのは高2の12月でした。当時はまだ受験に対する意識が低く、親に無理やり連れられる形で巖丈志摩に行きました。そこで若い(とされる)浅野先生と面談し、また単語テストをすることで自分の実力の無さ、また受験への危機感を感じました(そのときのテストは20点くらいだったと思います)。その場で冬季講習を受講することを決めました。

<受験生活の始まり>
   本格的に受験生活が始まったのは高3の4月でした。自分には基礎力が足りていないと感じていたので、古文・英語は文法と単語を、数学は各種公式を、社会は用語をとにかく覚えました。当然このころの模試の成績は悪く、偏差値は50台前半でした。東大を第一志望にしたのもこのころです。その当時は本当に合格するとは思っていませんでしたが・・・。

<夏〜秋>
   夏休みは皆が勉強する時期ですが、僕は毎日勉強に身が入らず無為に過ごすばかりでした。この時期に次々と行われる三大予備校(河合、駿台、代ゼミ)の東大模試も成績は芳しくありませんでした(最も良かったのが代ゼミの模試で440点中の194点)。これではいけないと思い、夏休みの終わり頃から気を引き締めなおしてもう一度基礎からやり直し始めました(この時に一番勉強したと思います。1日平均10時間以上はやっていました)。その結果10月頃から成績がじわじわ上がり始め、偏差値も60台後半をコンスタントに出せるようになりました。

<冬〜センター>
   11月に2回目の東大模試がありました。結果はどれも最低の判定でしたがそんなに悲観はしていませんでした(その理由は後述します)。むしろ不安だったのは1月のセンター試験だったので12月の中旬からセンター対策の勉強に切り替えました。やれるべきことはやったつもりでしたが、本番では数学U・Bで失敗してあまり良い点がとれませんでした(今でも後悔しています)。

<私大〜東大前期>
   センターの結果が芳しくなかったので勉強を私大対策中心にしました(浪人はしたくなかったので)。私大では慶応の経済と早稲田の政経を目標にしていたのでその2校の過去問を徹底的に解きました。その結果慶応の経済は無事受かりました(早稲田は商と政経をうけたのですが、どちらも落ちてしまいました)。私大で最後に受けた早稲田の商の受験日が2/21だったので、東大(2/25・26が受験日でした)対策の勉強ができたのは3日間だけでした。東大の受験日は慶応の合格発表日の前だったので受験当日にはまだ慶応の合格が分からず少し緊張しました。東大の受験が終わった後は後期(一橋の経済に出願していました)の勉強をしようとしましたが、慶応の合格が分かってやる気が無くなり、大した勉強はできませんでした。そして3/10に東大の合格発表が行われましたが、落ちているだろうと思い、見には行きませんでした。そうしたら友達から連絡があって僕が受かっていると聞いたので急いで見に行きました、着いた時にはもう人はあまりいなかったので自分の合格を確かめてさっさと帰りました。

<まとめ>
  この1年間は本当にしんどかったです。元々勉強が好きな性質ではなかったので、やる気を維持するのに非常に苦労しました(正直に言えばできてなかったです)。それでも巖丈志摩のおかげで第一志望合格を果たすことができました。先生方の指導が良いのはもちろんのこと、ライバルであり仲間である他の塾生の存在も励みになりました。これから巖丈志摩で受験勉強をする皆さんも是非合格を勝ち取ってください。

<おまけ1 模試について>
  おそらく受験勉強をする皆さんは模試を何度も受けることになるでしょう。ですが何の目的も無くただ受けて終わり、というようでは模試を受ける意味があまりありません。模試を受けた後は必ず復習をしましょう(帰ってからすぐにやると良いです)。同じような問題が次に出てきたら必ず解けるくらいまでやるべきです。また、結果が返ってきたあとは必ず自分のこれからの勉強についての検討を行いましょう。これを行うことで少ない勉強量でも多くの成果が得られます(当然勉強量も多いほうが良いです)。あと、模試の判定に神経質にならないで下さい。模試(特に各大学模試)は前年度の難易度に基づいて作られる(と思います)ので難易度が大きく変わると判定があまり当てにならなくなります。例えば、難しい模試で点が取れる人は計算力といった基礎能力よりも思考力といった応用能力がある人の方が有利になりますが、簡単な時だとミスが許されなくなるので基礎能力がしっかりしている人の方が有利になります。だから、判定が良し悪しのを気にするのではなく、どこが自分の短所・長所なのかを見極めることが大事です。

<おまけ2 参考書>
  最後に僕が良く使った参考書とそれをどう使ったかを書いておきます。かっこは出版社名です。
[英語]
 @ ターゲット1900(大学JUKEN新書)
  一番使った本だと思います。電車の中、寝る前など毎日やりました。
 A 基礎英文法問題精講(旺文社) 
夏までやりました。これも毎日やって3〜4周したと思います。文法の基礎固めには最適です。
 B 速読英熟語(Z会)
  秋から始めました。これもかなりの頻度で使っていました。

[数学]
@ チェックアンドリピート数学T・A/U・B(Z会)
  数学はこれだけでした。2周やって、その後も分からない問題があった時に良く参照しました。

[古文・漢文]
@ 古文上達(Z会)
実践的に基礎を学ぶために使用しました。上級編である『最強の古文』(Z会)は難易度が高くて挫折しました。
A 漢文道場(Z会)
漢文で問題付きの参考書の数は少なく、その中で最もよく使われるであろう参考書です。秋から始めて、2周しました。

[世界史・地理]
 @ 世界史用語問題集(Z会)
 用語を覚えるために使用しました。良くまとまっていると思います。
 A タテから見る世界史/ヨコから見る世界史(学研)
 世界史を見る力を養うのに絶好の本論述にも非常に役に立ちます。僕の使った参考書の中で一番使えると思った本でもあります(4〜5周はやりました)。
B 佐藤の地理B(系統地理編/地誌編)
地理論述をやる時に非常に役に立ちます。冬から始めて何とか1周しました。