受験勉強レポート

M.T
(栄光学園2001年卒 2浪)(早稲田大学教育学部進学)
この度早稲田大学教育学部に進学することになりました。今年の巖丈志摩は第一志望校のみ合格するという「過激」な成果をたたき出した人が多かったのですが、僕もその一人です。では、どのようにしてそういった「過激」な結果を出すに至ったのか、書かせて頂きます。
僕は中学・高校と中高一貫の進学校に通っていたのですが、中学受験で頑張った反動でしょうか、6年間遊びまくりした。「勉強?何それ?」って感じです。なので成績は当然下の下の下で、高校生活の後半は単位をとるのにヒイヒイ言ってました。そんな状況ですから受験対策なんてちゃんとできるはずもなく、見事に全滅しました。進学校でも最下層になるとこんなもんなんですね・・・。
一浪目は変わ塾の横浜校に通って一年間勉強したのですが、思うように学力は伸びず、取れた合格はセンター利用の明治学院大のみ。一般入試はまたも全滅でした。今思うに、その敗因は「競い合える仲間が全くいなかった」ことにあると思います。高校時代の同級生たちも同じ河合塾に通ってはいたのですが、その大半は国公立クラスで、私大クラスにいた僕は彼らとはほとんど会うことはなく、毎日のほとんどを独りで過ごしました。そういった環境で自分を徹底的にいじめ抜くほうがいいというストイックな人もいるかも知れませんが、僕はそうではなかったのです。モーチベーションは下がりまくり、危機を感じることも全くできず、暗い気分で一年を過ごし、(「やり過ごした」と言った方がいいかもしれません)さっき書いたような、悔しさと喪失感だけが残る結果を導いたのです。当然納得いくわけもなく、二浪を決意し、知人の紹介で巖丈志摩の門を叩くことになったのです。
巖丈志摩には一浪時代の僕の生活に欠けていたものが全てありました。同じ浪人生の生活とは思えないくらい、劇的に変わりました。日々切磋琢磨できる仲間がいて、いつでも何でも相談できる、青春の塊のような若い先生がいるというのは受験生にとってこの上ない環境でした。周囲が壁だらけであるかのように思え、戦うことすらできずにただ時間切れを心の奥底でひそかに待ち続けるだけの毎日だった一浪目とは違い、二浪目の一年間においては壁も障害もありませんでした。開かれた道を、示された方向に向かって、走るだけでした。そうして一年間走りぬいた結果、早稲田大学というゴール(であると同時に新しいスタートライン)にたどりつくことができました。僕を大きく成長させてくれた、本当に貴重な一年間でした。
 ここまで読んでくれた皆さんに一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。それは自分を応援してくれる人達のありがたさです。これから一年間、いろんな人たちが皆さんの力になってくれると思います。その思いに報いる手段は一つです。頑張って勉強して自分が納得いくまでやり抜くこと。これ以外、ないのです。逆にいえばそれさえできればどんな勉強法をしようが絶対合格できると思います。
 長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。今年一年間、皆さんが自分と向き合い、本当に納得のいく一年間を過ごせることを祈ります。