受験勉強レポート

K.S
京都大学経済学部に進学
2012年3月16日


●参考までに自己紹介
高2の冬頃から巌丈で英語を取る
→2010年度鴎友学園女子高等学校卒業
→1年間巌丈で浪人
→京都大学に合格

<第一志望の変遷>
京都大学経済学部(高2)
→東京大学文2(高3春)
→京都大学経済学部(高3夏)
※東大より京大のほうが簡単?と考えての変更ではないです。高校で選択科目のミス(取り過ぎ)で、じゃあどうせだしということで東大にしましたが、単語テストの下に東大文2と書いて気持ちが全く奮わないことに気づき京大志望に戻しました。

<使用教科>
・2次は英語、数学、国語、日本史
・センターは生物、政経
・紆余曲折を経たので、WW1までやった世界史、全範囲やった倫理は受験で使わず

<現役時成績>
○ 上智(経済経営)、早稲田(商)、横浜国立(経営、昼 ※震災により2次試験なし)
×早稲田(商、センター利用)、慶應(商、A方式)、京都(経済、一般)

<浪人時成績>
◎京都(経済、一般)
○ 上智(経済経営)、慶應(商、B方式)、早稲田(商)
※横浜国立は受験せず

<得意・不得意>
得意科目:英語(一番時間をかけなかった科目。楽しい)
苦手科目:数学(一番時間をかけた科目。受験勉強スタート時の成績が悪すぎて一番伸びた科目)
好きな科目:英語、日本史、政経
嫌いな科目:多分なし

<単語テスト>
浪人時通算70点台が5回くらい、他は80〜96点


◎鉄則
勉強とは復習です。
間違えたなら、翌日にもう一度、3日後にもう一度、一週間後にもう一度、一ヶ月後にもう一度。
すべての教科共通、何よりも復習です。
復習>>>>>>>>>>>>>授業>予習です(イメージ)。


◎英単語
ついぞ単語テストで天上界へは行けませんでしたが、単語に困るシーンは少なかったですし、費やした時間の割にハイリターンだったので満足です。
むしろ教えて人の役に立ちそうなのはこれくらいしか…。
基本的覚え方は、昨年度の本間君の体験記に大変共感しました。


●電子辞書について
巌丈では紙辞書が勧められますし、接続詞やthe、muchなど、読むものが多い項については紙辞書の方がずっと見やすいのでそちらを使いましたし、その他紙辞書には諸々の長所がありますが、私は基本的には電子辞書派です。というわけで、意外に多くの人が知らない電子辞書のすばらしい機能を紹介します。 言葉ではわかりにくいかもしれませんが、実地に色々試すうちにわかってくるかと思います。
以下の使い方がどの程度一般的なのかわかりませんが、友達数人に教えて知らなかった人ばかりだったのでそのような人たちのために書きます。普通の知識をドヤ顔で書いているという危険性は承知の上です。

<成句検索、例文検索>
英和辞典を開いた最初の画面に、語句検索、成句検索、例文検索があります。
最初は語句検索にあるカーソルを上下にずらすと成句、例文検索ができます。

@例文検索について
例えばintroduceが文中でどのように使われるか見たい時、普通にintroduceを語句検索してもその例文だけで物足りないことがあろうと思います。そのような時に例文検索でintroduceと入れて検索すると、introduceの項の例文以外に、その辞書に登録されている全例文(他の項の例文、用例で出る長めの文章など)の中からintroduceが含まれる文を全部出してくれるのでかなり多数の例文に触れられます。

A成句検索について
これは、たとえばback and forthなど、いわゆる熟語の辞典です。紙辞書だと、forthで見たら→backとか書かれていてちょっと苛っとしながらまたbackで調べ直す(back and forthが実際そうなのかは知りません、例え話です。似たような経験はあろうと思います)という手間がありますが、成句検索でforthと入れれば間違いなく出ます。 成句、例文検索については次の話とも絡むのでとりあえずこのへんで。

<「〜?&*」などのキー>
電子辞書のバージョンによって記号は違うようですが、右下のあたりに「&?」などが書かれたキーがあります。正直これを使わずしては宝の持ち腐れと言っても過言ではないと思います。

@語句検索の時の使い方
conceiveを例に取ります。普通に語句検索すると、項の最初に原義解説で「しっかりと(con)取る(ceive)→受け取る→理解する、妊娠する」(すみませんこれも適当です)みたいなことが書いてあったりします。頭で受け取れば理解、お腹で受け取れば妊娠。原義については後ほど。
原義解説がついているのは有名語だけですので、この解説を他に活かします。
ceiveで終わる単語はいくつかありますが、ceiveの原義は「取る」で共通です。
そこで検索する語句を打ち込む時に、「&?」のキーを押すと、「?」と「〜」の選択になりますので(「?」は一文字、「〜」は文字数不明の検索です。「〜」のほうが便利)、「〜ceive」と入力して検索すると、conceiveを始め、perceive、deceive、receiveなどいろいろ出てきます。
deceiveなど原義解説はなさそうですが、de-が歪めたり減らしたりとマイナスイメージの接頭語と知っていれば「ゆがめて(de)取る(ceive)→違うものを受け取る」という雰囲気が単語に出て、「騙す」の意味を覚えやすくなりましょう。そしてceiveのイメージが身につき、conceiveを調べていたのに-ceive系全部の復習になるわけです。

A例文、成句検索の時の使い方
例文、成句検索では「&?」を押すと「&」が入力されます。(「&」は「この単語と、この単語」というように単語を並べる記号)
例えば成句検索で「keep&up&with」と入れればkeep up withの辞書的意味が出ます。
例文でも同様ですが、例文で「keep&up&with」と入れると、最悪「"I'll keep in touch with you." "You can call me up anytime."」(とても適当ですごめんなさい。そろそろ諦めて電子辞書取ってくるべきかもしれない)など、まるで関係ない例文が出る可能性もあります。
そこで「さらに検索」キーを押すと、「全検索」「入力した語順通りの文を検索」「入力した語が連続している文を検索」のような3通りの検索方法が出ますので、3つ目を選んで検索すれば、「ついていく」という意味のkeep up withが使われた文章が出ます。「さらに検索」機能は成句検索でも同様ですが、例文検索で大活躍です。

<その他の長所>
@紙辞書より軽くてかさばらない
A和英その他が色々入っている

<短所>
@電池を使う(最近は充電式?)
A線を引いたりできない

<その他>
世界史、日本史(地理はよくわかりません)を使う人に注意!
用語集は紙のを使うべきです。本当に。少なくとも自習の時は紙の用語集にすべき。索引から引くのが面倒なのはよくわかりますが、社会科目の用語集について電子辞書はまだまだ未熟です。
しかし用語集程度では情報が少なすぎて覚えられない人物などがいたら、電子辞書のマイペディア、日本史辞典、世界史辞典、広辞苑など駆使してテストに出ないような情報を集めるといいです。龍馬伝を見た人が中岡慎太郎を忘れないのと同じ原理でよく覚えられます。


●原義について
先程少し触れましたが、原義を覚えていくのは単語を覚える上でかなり手助けになります。con-、de-、in-など有名な接頭語は辞書で普通に調べても出てきます。詳しく「強意、共同」などの意味の字面をしっかり覚えなくても、イメージを持っておくだけでかなり違います。
夏の早朝ゼミでもやるようですが、夏まで待たなくとも自分でもできます。独力で調べると時間はかかりますが定着度は高いと思います。休憩に辞書で遊ぶくらいの気持ちでやると楽しい。

※面白かった例をひとつ
carnivoreは肉食動物 → 草食動物は? → herbivore → herbってハーブ? → そうらしい、herbは薬草だけでなく草全般も表すようだ → じゃあcarnは肉か → carnで辞書を引く → carnival(謝肉祭)、carnation(カーネーション)など → カーネーションがなんで肉? → ネットで調べる → 「肉色の花」という意味らしい → じゃあカニバリズム(人肉を食べる)の「カニ」はcarn系? → そうらしい(cannibalism)


●単語帳について
使った単語帳は簡単なのものも含めて計4冊。一番使い込んだのは、学校で配られたZ会の「音読英単語」で、様々なやり方で5,6週しました。塾の人に「音読英単語って簡単じゃない?」と言われたことがありましたが、笑止!です。出てくる単語はそれぞれ1つの定訳をちゃんと覚えたから次の単語帳買おう、なんてお金がもったいなくないですか。単語帳はもっと使い倒せます。
・多義語や、簡単でも文中で見たら日本語にしづらい単語、それらの定訳を網羅するつもりで単語帳に載っている意味は全部英文で見てすぐ訳せるレベルまで馴染ませる。
・なんとなく馴染みづらい意味があるなら、その意味で使われている例文を辞書で探す。
・その例文を、内容的にしっくりくる英文に一部書き換えて(自分でイメージを連鎖させやすいように主語や目的語を変える。corruptの例文で、主語をpriestからpoliticianに変えるなど。)メモし、後日2,3回見なおす。
・単語帳の例文に出てくる単語・熟語まで覚える。
・長い例文があれば構文を確認する。
・滑らかに言えるまで例文を音読する。
など。

あと、最初から終わりまで単調に覚えてまた最初に戻って2週目、とやるよりは、100個見た翌日にまたその100個を覚え直す、その翌日にもう一度またその100個を、その翌日にもまた、というように短めのスパンで同じものに繰り返し触れ、完全に覚えたら次の100個、と進む方が効率よく覚えられる気がします。


◎数学
すべては復習です。血肉になるまで何度も基本解法に広く取組めば、河合の記述模試で偏差値60は取れるようになります。センター数学だけならば3ヶ月くらいで相当伸ばせます(実体験より。ちなみに短期的でセンターをある程度に完成させても、国立2次では確実に化けの皮が剥がれます)。

<浪人時の勉強法>
(全8章のそれぞれが各分野になっている、マセマの合格シリーズの場合)
1,まず1分野の問題を全部解いていく
2,解法が分からない、解答を記述できないならその問題に付箋貼る
3,翌日、付箋の問題を解く
4,記述までできたら◯、解法は覚えているが記述できないなら△、解法がわからないなら?を付箋に書く
5,その3日後にまた解き、4をやる
6,その1週間後、その1ヶ月後にまた解き、それぞれ4をやる
7,?や△が多い問題を、気持よく記述できるまで何度も解く
以上!

このやり方を一年間続ける中、同じ問題ばかりぐるぐる巡っていていいのか?もっと沢山の種類の問題に触れるべきじゃないのか?と不安に思わないでもなかったですが、一部の問題は解くのが4回目なのに未だに解法すらきちんと思い出せない自分がいたので、むしろ色々な問題集に手を出す余裕がありませんでした。

マセマを4,5週+α解いた後は、江川先生の授業プリントを同じ手法で復習していました。
浪人中の数学の勉強は、マセマの「元気が出る数学1A」「合格!1A」「合格!2B」、江川先生のプリント(Bレベルまで)、センター直前にはセンター過去問とセンター型演習、だけです。
これだけでも一応京大に合格できました。得意教科にする勢いで、一番全力で取り組んだ教科ですが、現実的には数学で出来る限り傷を浅くし、日本史・英語で数学の傷を埋めるプランでした。


◎国語
古文漢文は暗誦できるくらい音読すると、なぜかすごく読みやすくなります。
騙されたと思って、楽しく起伏をつけながら音読してみてください。
おすすめは古典の原文が載っているもの。日栄社のものがおすすめ。
日栄社だと文法解説が一部しかないので不安かもしれないですが、細々とした文法解説があるものだと多分読む気が失せるのでむしろ良い。なんの話を読むかは完全に好みで選ぶべきです。私は宮中文学に毛程も興味がもてなかったので、古文単語帳の例文を見ていて、なかなか面白い着眼点だなと思った徒然草を選びました。語りが格好いいので平家物語と迷った記憶があります。
3,4段音読し、知らない単語や独特の言い回しに線を引く。
→2日後、同じページを音読、線引き
→2日後、次の3,4段に進む
というやり方で半分くらいまで進めました。

漢文は高校で句形をひと通りやっただけで浪人時ほとんど句形を見直しませんでしたが、音でなんとなく覚えていたのでさほど困りませんでした。
現代文は…わかりません。


◎精神論
どうせやるなら楽しくやろうぜ!という考えをベースに一年間浪人しようと思いました。
嫌だのつまらないだの無理だのと思っていると面白いくらい何も記憶に残りませんし(実体験より。脳科学でも実証があるらしい)、第一嫌なことを一年間続けるなんて一体何の罰ゲームですか。
「へえ!」とか「ああ、なるほど!」とか感じる、いわゆるアハ体験の瞬間が一番勉強を楽しんでいる時だろうと思います。この瞬間を積極的に楽しもうとするだけで勉強の感じ方は変わる、はず。
まあ浪人時は時間的余裕があったのでこんなことも考えていましたが、現役時は毎日が必死すぎて何も考えてなかった気がします。
とにかく「好きこそ物の上手なれ」!です。


◎蛇足
まず、わざわざ晒す必要があるのかわからないですが、コイツ馬鹿だわー自分は絶対やらねーと思う材料にでもしていただければ何かの役には立つのかもしれないので、盛大な失敗談をひとつ。
場面はセンター本番の国語。試験終了8分前から一度も時計を見なかった結果、大問2を全部選び終えた直後くらいで試験終了、まとめてマークするつもりだったのでマーク用紙の大問2の部分は白紙。一瞬で50点パー。しかも50点中45点合っていた。本番で時間感覚がおかしくなったようです。用紙回収の間は、うちの犬が3日間行方不明になった時くらい動揺していました。
普段はあまり人に面倒な絡み方をしていないつもりですが、この時ばかりは休み時間になった瞬間携帯で友達にメールを送り、休み時間中励ましを受けたお陰で次の英語は平常心で受けられ、通常通りの点数がとれました。
センター後の最初の授業で「センターで国語の大問一個解かなくても京大に受かったっていう伝説を作ります」とか豪語しました。京大で数学の試験のできなさに絶望し、自分のこの言葉を思い出して更に虚しくなりました。
以上失敗談でした。センターの失敗は無事覆しました。

次に、受験勉強が他教科と、あるいは実生活と持つ様々なつながりを楽しいと思いませんか。特に文系分野で教科をまたいだ繋がりをよく感じます。
例えば、「中江兆民。回復的民権と恩賜的民権があり、市民革命を経験したフランスは前者、政府が憲法を作った日本は後者。」が倫理。「フランス革命は1789年。当時の最高権力者である王の、市民による処刑」が世界史。「フランス革命を経験したフランスでは伝統的に労働組合が強いため、現在もフランスでは休暇が長くストも多い」が政経。「日本では政府が近代化を推進し、その過程で欽定憲法を作成。急すぎる近代化も侵略を防ぐためだった」が日本史。「市民が自分たちの力で権利を獲得した欧米では、自己の権利の侵害に警戒心が強い。政府に近代的権利を与えられた日本では、権利意識が弱く権利の侵害に無自覚になりやすい」が現代文。
ある科目で得た知識は少しづつ他教科の知識とリンクしていて、どんどん知識の裾野を広げてくれます。これはもう受験だの何だの関係なく面白い。あと、世界三大宗教(特にキリスト教)をある程度知っておくと何かと理解が深まってよいと思います。

伝えたいことはまだ色々あったような気もしますが、それも浅野先生が常日頃言っている言葉に全部集約できそうです。
「刷り込むように」「慣れ込み」「あとでレビュー」「血を吐くように言うけど」「気づいて欲しいなー」
しかし当事者でさえ喉元過ぎれば熱さ忘れるというのに、自分で体験していない人に危機感を持たせるなんて至難の業です。似たような、そして切実な先人の言葉が溢れているのに、結局痛い目を見るまで本当にはわからない。現役生が浪人の辛さを知るべくもない。実際に(一度、あるいはもう一度)落ちないと、普段の心がけの差がどんな結果を生むのか知るべくもない。…と浪人中に思いました。結局は自分で考えるのみです。がんばってください。


◎まりさんが提示した項目
●巌丈に来るきっかけ
中学受験の時にお世話になった先生に教えていただきました。
浪人を決めた理由は、自宅から自転車で通えるし、自習時間が長いから。

●入塾までに思ったこと
英語に文法が必要なわけがない

●勉強に取り組む際の気持ち
<考えていたこと、カッコ内は100を最大とする努力値>
〜現役の夏休み末頃:あと半年もあるのか…長いなー辛いなー(20)
現役の秋〜:あれ、なんかセンター近い…!?勉強しなきゃ(50)
現役の冬〜:やばいやばいやばいセンター!センター!!(90)
現役のセンター〜:やばいやばい!!2次数学ほんと意味わからん!!でもある程度は英語でカバーする!(100)
浪人の春〜:勉強楽しもう。フルスロットルなんてかけなくていいから、一年間倦まず弛まずやろう。(75)
浪人の秋〜:一年が長すぎる…。受験勉強って意味あるの…?京大ってこんな思いして行くほどの価値あるの…?(20)
浪人の冬〜:ぐだぐだと考えてる場合じゃないな!とりあえず勉強しよう。(85)

<やる気が出る時>
・おいしいものを食べた時。
・「精神論」に書いたアハ体験。
・大学生の友達がすごく真面目に授業に取り組んでいるという話を聞いた時。
の順にやる気の持続期間が長いブースターです。
個人的には、模試の結果がいいと調子に乗ってやる気が下がる。


●勉強その他のやりかた
<よかったこと>
一週間のうちにやるべきことを月曜の朝に手帳にリストアップして優先順位をつけ、毎日の朝にその日やるべきことを順番に書く。こなしたら横線で消す。
多すぎず少なすぎない量を一日に配分することで、ノルマを線で消す達成感と、十分な作業量が得られる。
これを適切にやるには、80%くらいのやる気の自分が、どれくらいの量をこなせるかを知る必要あり。

<よくなかったこと>
1,勉強のことについて悩んでいるつもりで全然関係ないことについてうだうだ考えており、時間を浪費したこと。
(やる気が出なくて辛い、と悩み、勉強が1ヶ月ほどまるで手につかなかった。
しかし今思えば「勉強するやる気が出なくて辛いからと勉強しない→勉強癖がなくなる→勉強する気が失せる→悩む→(エンドレス)」という不毛な循環に過ぎず、悩んでいることを言い訳に勉強していないだけ。)

2,国語と数学の授業プリントを全部は復習しきれなかったこと。


●先生について
<浅野先生>
言わずと知れた色々とすごい人。
浅野式英文法もすごい。英文がパズルに見えてくる。
<江川先生>
質問すると理解できるまで付き合ってくれる。
日頃数学を頑張っていると、問題の解け具合から気づいてくれる。
板書を消す順番がしばしばランダム。
結構解説が早いので、一回取り残されると終わる。そのため解説を必死で聞く。
<金子先生>
論述を出すと見てもらえる。
多忙な先生なので提出したいものがある時は、すぐ渡せるよう準備しておくとよいと思う。
現代文の授業が、受験という枠だけにはまらず面白くてためになる。
<新井先生>
日本史に限らず、質問すると勉強全般について色々答えてもらえる。
日本史の論述も見てもらえる。
理想像よりも現実的な方針を示してもらえるので、それなら自分にもできる、と思える。

●チューター指導について
巌丈に来てくれるチューターの先生は基本的に巌丈が好きなので、頼めば何かと力になってくれます。
お礼の言葉を忘れずに。

●おすすめ参考書
<英語>
「英文標準問題精講」(旺文社)…楽しい。もっと前に出会いたかった。ある程度和訳に慣れた人向け?
<数学>
「合格!1A」、「合格!2B」(マセマ出版)…おすすめ!問題数が多すぎず、解法の解説もある。しかし表紙がださい。
<日本史>
教科書(山川とか)…教科書をしっかり覚えれば私大も全く問題ない。
史料集…見なきゃ!と思わず、楽しくパラパラ何度でも見ていると何となく覚える。写真に限らず、歴史的事項の表や年表もかなり見やすい。
<国語>
古文の原文が載っているもの(日栄社がおすすめ)
現代文は日々の授業を大切に。
<生物>
教科書…結局ほとんどこれだけ。
センター用のパック問題…解答は隅々まで理解する。
<政経>
「きめる!センター政経」(東進)…ある程度完成したら、苦手範囲だけやると完璧。
資料集…受験の範囲を超えていると思っても、興味があるなら調べるべきです。「へえ!」の瞬間を求め、藤原先生には何度も受験には出なさそうなことを聞きました。ありがとうございました。
センター用のパック問題…生物と同様。


◎最後に
この体験記はすっかり落ちると思っていた京大の発表前に大部分を書き、発表後数日経ってからところどころ書き足したものですので、語尾やテンションなど不統一で見苦しかったかと思います。失礼しました。
数学の試験で簡単な問題が解けず、京大は諦めていたので、自分が京大生になると思うと未だに信じられないような気持ちです。たなぼた気分。いやしかし、ほんと自分頑張ったなあ…と思います。京大に受かったことよりも、一年間一応ちゃんとやり通したことが、間違いなくこれまでの人生で一番自分を褒められることです。
巌丈の先生方、生徒の皆さん、お世話になりました。貴重な一年をありがとうございました。