受験勉強レポート

東京慈恵会医科大学医学部合格(2004年豊島岡女子高校卒業)N.Y
皆さんにお話したいことが4つあります。1つ目は国公立大学医学部について、2つ目は私大の医学部について、三つ目は模試について、4つ目は勉強の大まかな精神についてです。一番はじめに国公立医学部についてを話ますと、センターを8割5分とるのは、絶対必須だと思って下さい。その年によって違うのですが、センターを、私は今年9割とったのですが、東京医科歯科大学と横浜市立大学の医学部を落ちてしまいました。つまり、言いたいのは、センターを9割、8割5分とったとしても、出願校によって天国と地獄にわかれます。今年、私の友達が大分の医学部を受けたのですけれど、ここは足切りが8割7分で、数学がすごく難しくなっていたのですけれど、理系の上位は落としてなくて、国語が簡単になった分、9割とる人が増えたらしいんですね。そういうデータを私は集めなくて、普通に、9割とったので、大丈夫だろうと思って、自分の出願をしてしまった。実際はそうではなかった。そういう国公立大医学部に受かるためには、学力は絶対必須なんですけど、データをちゃんと分析して、二次試験が自分に合うかどうか、あと、過去問をしっかり解いて、センターと二次試験の比率をちゃんと自分で把握していて、ちゃんとしたデータを調べてから、どの国立大学に出願するかを決めないと、国公立大医学部志望の方で私大の医学部に行きたくない方は、本当にそれが重要になってくるので、学力はもちろん必須、そして、データを集めることは絶対に忘れないで下さい。2番目、私大の医学部についてなんですが、今年の受験者を見ていると、私は東邦大学医学部から、上位の私大の医学部を受けたのですけど、その受験をしている人達を見ていると、私大の医学部に受かっている人達は、絶対に1度は模試に名前を載せています。A判定、B判定とるのは当たり前だと思って下さい。C、D、Eだときついですね。それに、A判定、B判定とっていたとしても、普通に落ちます。模試の判定というのは、医学部志望の方についてだけなんですけど、受験する資格があるかどうか、合格する可能性が少しでもあるかどうか、それくらいにしかならない。A判定、B判定をとったからといって、気を緩めて勉強を怠るということは絶対にしないで下さい。私は私大の医学部を今年受けて、15倍以上は当たり前で、慈恵とかは45倍だったので、倍率が他の私大と全然違うので、やっぱりちゃんとした実力がある人は、倍率がどうとか関係なく受かっているので、とりあえず、模試に必ず1度は名前を載せることを目標に、頑張っていただきたいと思います。3番目に模試についてですけど、今年びっくりしたのが、センターの国語でした。センターの国語は、模試では160点から180点をうろついてて、本番もそれくらいをとれればいいかなと思っていたんですけど、実際に過去問を解いたら、全然センター模試と違ったんですよね。癖があるんですよ。実際の過去問の方が。なので、多分、合わない人が出てくると思います。洋造君とか全然平気とか言ってたんですけど、私とか、他の巖丈志摩の人とか、けっこう合わないって言って、模試と点数が大幅に下になってしまうので、センターの国語は早めに過去問をやって、傾向を掴んでおいて下さい。あと、さっきも言ったんですが、模試は結果が良くても、医学部志望の方には、あてになりません。受ける資格があるくらいの証明にしかならないので、A判定、B判定をとったとしても、絶対に勉強を怠らないで下さい。4番目の勉強の大ざっぱな精神についてなんですけど、皆さん、英語、数学、物理、化学、社会、まあ文系の方もそうかもしれないんですけど、どの科目について、どうやったらいいか詳しく知りたいと思っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますけど、結局は私達が言ったことは、私達がやったことでしかなくて、皆さんの参考になるかは解りません。それで、自分に合ったスタイルっていうのがあるので、それは自分で今年一年ゆっくり探して下さい。忘れないで欲しいって私が思うのは、広い視野を持って、今年一年勉強を楽しむっていうつもりで、やって欲しいんですね。なんか、もう、無理な話かもしれないんですけど、やっぱり勉強の本分っていうのは、受験勉強とか、大学受験に合格するためにあるのではなくて、本来、教養をつけるためであるとか、もっと自分のためになるように、楽しんでやるものだと思うんです。その本質を忘れてしまったら、好きこそものの上手なれなので、身につくものも身につかないと思います。がむしゃらにやって、やらなくちゃ、やらなきゃいけないから義務でやってるんだと思ってやったところで、やっぱり、勉強の集中力は下がってくると思います。楽しんでやることが1番重要だと思います。あと、勉強だけやっていればいいやと、この1年とりあえず勉強しかやらなくて、その他はどうでもいいって思っている方もいらっしゃると思いますが、それはやっぱりダメだと思います。今年1年、まだ受験経験したくらいしか生きてないから、生意気かもしれないんですけど、今までの人生で、見ていて、やっぱり勉強が出来る人とか、第一志望の大学にちゃんと合格する人っていうのは、やっぱり人格的にも優れている人が多いなと思います。やっぱり本当に、神様見てるんじゃないかなって思うくらい、今年一年の皆の成績を見ていても、人格とその大学がなんかぴったりくるように、私は思ったんですね。だから、んー、そういう人格を養うことも勉強の一環だ、勉強を向上させるためだと思って、もっと広い視野を持って、がむしゃらじゃなくて、義務だと思わないで勉強していってほしいなと思ってます。