受験勉強レポート

Y.K(都立日比谷高校 2005年卒業、東京工業大学合格7類他)

受験経験談
目次 
前書き 
本文 @心構え(事前編)?よく考えよう
   A勉強法(含、心構え)?時間が要ります
   B心構え(事後編)?後悔しても仕方ない
あとがき
※期待せずに読んで下さい。


○前書き
 私が書くように言われたのは合格体験記ですが、単に「このようにして私は合格しました」と書いても、それを読む方々は教訓を得難いと思いますので、なるべく解りやすく「こうした方が良いですよ」と思ったことを書いてゆこうと思います。また、私がこれから書こうとしていることは、教訓ではなく、助言でありますので、他人の意見を聞く耳を持たぬ方、および私の助言を必要としない方はここで読むことを中止して下さって結構ですので、時間を有効に使って下さい。これを読めば必ず合格するということはございませんので、その方が合格し易いということも十分に考えられます。結局は何事かをするときに、するかしないかを決定するのは自分ですので、自分の行動(決定)に対して責任をもたぬ(もてぬ)人は意志(精神)が弱い人であり、大学へ進学しても小人として人生を送ることが予想されます。そのような方はお金の無駄使いを防ぐために大学へは行くべきでないと思います。これを最初の助言とし、前書きを終了させて頂きます。

○本文
@大学へ行きたく感じたら、次に具体的な大学名を決定すべきです。これは大学の学校案内等で授業料などの経済面、学部・学科ごとの特色を考えて決定するとよいと思います。
A個人の体質・気質に合った方法で勉強することが第一ですが、どのような方法が自分に合っているか、すぐには判らない方もいらっしゃると思います。そのような方には、自己分析をおすすめします。集中する事が苦手な方は、一つの科目に飽きたら次の科目、というように、そして勉強に飽きたら休む(休みすぎない)というような方法があります。また、こだわりの強い方には、一科目を集中して習得した後に別の科目を取得するという方法があります。この方法で勉強する際の注意点としては、科目を範囲(単元)で区切り、一区切りごとに他の教科(科目)へ移るかを考えることです。 そして時々は休むことが重要です。体を使いすぎていながら休まずにいると、常人は体が上手く動かなくなります。こうなっては効率が悪くなってしまいます。進むのも勇気ですが、止まるのも勇気です。ちなみに止まれないのは馬鹿です。更に座った状態が長く続くと、足の付け根に血液の成分の塊ができます。この塊が肺の毛細血管で詰まれば、いわゆるエコノミークラス症候群になりますし、脳で詰まれば脳細胞が死に若年性認知症になることもあるでしょう。悪ければ脳卒中で死亡ということもあります。死なないためにも、時々立って体を動かした方がいいですよ。それと、誰かと話す時は、休んでいる時に限った方が良いと思います。皆さんの話の内容は殆どが下らないことだと思いますから。 自分に合った勉強法は、遅くとも9月までには見つけた方が良いと思います。その頃までに見つからないと、その後も見つけられないと思います。仮に見つかったとしても、時間が足りないでしょうし、焦りが出てくると思います。焦っても心配しなければよいのですが、普通は無理でしょう。心に余裕が無くなってくると、物事を見るときの視野が狭くなってしまいます。視野が狭くなったことすら気付けなくなるかもしれませんので、注意して下さい。難関校の入試ほど、広い視野が効果を発揮します(カンニングし易いということではありません)。話を戻しますと、「9月まで」ということは「8月中には」ということです。私は、正直言って、ゴールデンウイーク前までに見つけてほしいのですが、最後のチャンスとして夏休み中に、というわけです。 誤解の無いように付け加えておきますが、授業についてゆこうと必死になるのは考えものです。必死にやったおかげで勉強したことが身になるのであればよいのですが、授業対策をするうちに受験対策がおろそかになることもあります。また、家に帰ってから夜遅くまで復習に追われて、翌日は寝不足で授業中に居眠りしをし、その分を取り返そうと再び夜遅くまで復習をするということもあります。これらは本末転倒なことであり、こんなことをしている人は、誰から見ても明らかに馬鹿です。本当に重要なことは何か。本質を考えて学習することが何よりも重要なのです。本質を見抜けば、今までは単なる暗記物で膨大な量があったものが、体系づけて覚えられるようにもなるでしょう。また、自分が今、何をすべきかも見えてくると思います。
B試験の後、結果が発表されるまでの期間は、普通の人は多少なりとも不安を抱くと思います。しかし、幾ら心配したり不安になったところで、結果は変わりません。試験後に不安にならないためにも、普段から勉強しておくことが肝腎です。本番に満点をとるようにやっていれば、7〜8割程度は取れると思います。試験後の不安は無視するのが一番です。何もすることがないと、つい考えてしまいますので、別のことをするように心がけることをおすすめします。後に試験が控えていれば、その試験の勉強をするのが良いでしょうし、本当に何も無いならば、家事の手伝いやアルバイト、趣味などをしてもよいと思います。友人と共に遊ぶのも一つの手だと思います。あまりに不安であるならば、来年度からの受験勉強法を(合格しなかったと仮定して)考えてみてはいかがでしょうか。