受験勉強レポート

I.S (慶應義塾大学・経済学部合格 都立三田高校2008年卒)
 今年実質一浪という形で、慶應義塾大学経済学部に合格した都立三田高校出身のI.Sです。この度の受験に関わる私の体験記を頑張って書かせていただきます。
私は、とある大学に通っていましたが、後期に途中入塾しました。この塾には現役の時からお世話になっていて、信頼のある塾でしたので再入塾を希望しました。浅野先生のご理解ご厚情により特別に入塾を許可して頂き現在に至りました。
先ず、再受験の理由は入学した学部との自分の指針がずれて来たのが、一つ目の理由です。次に現役の頃に入りたかった慶應義塾大学経済学部に入学し、経済学を本格的に学びたいという理由が挙げられます。この学校には個人的な思い入れがとてもあり、長くなるので、どうしてこの大学に行きたいのかは省かせて頂きます。最後の理由として、まだ大学受験を完全に納得いくまではやることが出来なかった自分がいつもいて、最後に思いっきりやりたい、完全燃焼したいという気持ちがあったからです。
僕は、高校一年生の時、この塾に入塾したのですが、最初一人の学生らしき若い人に案内されたのですが、話を聞いていると、なんと、その人が浅野先生でした。
余りの若さに声が出ずその時に硬直しました。
この塾は、かなりいい進学校から生徒が来ていて刺激も得られ、実績もあり、また学校では得られない知識が得られると思い入塾しました。もちろん、中に入ればさらにいい面が多く書ききれないほどありました。 でも正直、入塾当初から、いつも授業は試験と同じぐらい大変でした。なぜなら、僕は中学3年生までは、病気などでまるで勉強もしなく、何とか頑張って高校に入学した身でしたので、特に浅野先生の授業はあまりにレベルが高いものだったからです。時には、あまりに周囲と自分とのレベルに差があり、泣きたいときもありました。でも先生方の要求する課題にはベストを常に尽くし、先生方の発言はしっかり受け止めてがんばってきました。英語は高校1年の最初は偏差値58だったのが半年で68まで上がり、それからはコンスタントに60代後半を取れるようになりました。去年ここでならった物理に関して偏差値は20も伸びました。
数学は浪人時に佐々木先生の講座を取らせて頂きましたお陰で、大学で落ちた受験数学のレベルを最後はかなり戻すことが出来、本番は8割近く得点できました。小論文は二項対立や求められるものが良くわかりよかったです。
また、勉強面以外も、いろいろお世話になった面もあり、例えば、マリさんには再受験のことでいろいろ相談にのって貰って大きな支えになりました。また、僕は再受験時に大学の授業の都合で英語は現役クラスに入っていましたが、どの人も人柄が良く、親切にして頂き、勉強も出来ている人ばかりだったので刺激になり、自分にとってはとてもいい環境で勉強できました。とても感謝もしています。他にいろいろな人に仲良くして頂き、塾でも過ごしやすく、特にアドバイスはどれも大変役にたちました。以上が僕の塾での大まかな経歴です。
次に具体的な自分の勉強法を、大変恐縮ですが一応書いときます。
英語は浅野先生の記述式の授業を受けました。私大を受かるにも記述式が出来るほうが有利であるし、大体それが出来る人達は私大をドンドン制覇していくと聞いていたので、背いっぱい頑張りました。また、基礎英文法精巧と即戦ゼミを指示に沿って繰り返しました。単語は単語王と入試英文から調達しました。結構、辞書とか読むと理解も深まります。赤本研究は様々な大学に挑戦し、どこも最低8割を越えるように頑張りました。文系の英語はやはり、8割は取らないといけないそうです。苦手の自由英作文は日本語で考えてから英訳を基本にしました。
僕は本番直前まで英作は苦手でしたが、諦めずに頑張ったら、直前にはほとんど合格ラインだとおもえるものが書けるようになりました。数学は、佐々木先生に相談したところ、希望に叶った問題集を紹介して頂き、やり遂げたら、かなり実力を養成出来ました。 どの教科にも言えると思いますが、自分の志望校に必要かつ相性が良い問題集を見つけることは大事だと思います。また、佐々木先生曰く、慶應経済の数学は、個々の問題が理系の理科大の工学部レベルぐらいだから、経済の過去問を遣り尽くしたらそちらの大学の過去問をやるのもいいそうです。ただ、慶應経済のほうが問題数は少し多めで、きつい気がしました。佐々木先生にはとても親切に教えていただき大変感謝しています。
小論文は、最初は金子先生の講座を受けました。要約練習と知識収集が効率良く出来ました。最終段階は、若い先生に添削してもらい大変助かりました。知識はやはり、日頃から少しでも社会に目をニュースなどで向けていたほうがいいと思います。 他に、浅野先生を始めいろいろな先生に相談すると授業以外にも指導を頂けるので、この点が僕の受験に大きく影響したと思います。
最後に過去問を研究することが一番大事だと思います。なぜなら、一番やり込んだ、というより納得行くまで研究できたのは慶應経済だけだったのですが、結局そこしか受からなかったからです。また、しっかり対策を立てていれば、本番は一問一問の取り組みも対策しないときよりも集中出来、傾向が変わっても落ち着いて対処が出来るなどの利点があると思います。他にも、どの分野を優先して勉強すればいいのかも分かり、学習の効率化も図れました。多く過去問を解くと、処理のパターンが分かってくるので、大変いいと思います。
  無事合格して安心していますが、試験三日ぐらい前には、もしもの時は前の大学を辞めて本格的にもう一年やろうと考えていました。しかし、落ちたら、兄弟も次の年に受験を控えていたので、バイトと将来の不安などいろいろなリスクを背負って再びやらなければ行けないというプレッシャーは最後まで残りました。このプレッシャーのために、僕は最後まで大学の単位も周囲の学生に劣らないで取るように勉強し、駄目なら戻れるという安心感を保っていました。けれど、再受験を決意した時よりも一層、慶應経済に入りたくなっていて、来年でもこの大学に入ってやると思い、最後は安全網を捨てる覚悟をし、本番を受験しました。だから本番は現役のノリに近い状態で、すっきりした気分で望めました。あとが無いという発想はほとんど無かった気がします。こうした気持ちになれたのは、先生が貸してくれた自己啓発本のおかげだと思います。
 塾を含めいろいろな人に支えられて慶應経済を合格出来ましたので、これからも感謝の気持ちを忘れず、頑張っていきたいです。この塾を選んで良かったです。